突然ブレーカーが落ちたり、外出して家に帰宅したらブレーカーが落ちていたら・・・
とても困りますよね?
電気的に何らかの原因があってブレーカーが落ちるのですが、いろんな原因によって起こってしまう現象なのです。
突然真っ暗になったりして困るブレーカーが落ちる原因や対処法などについて調べてみました。
よろしければ一緒に、ひとつひとつ確認していきましょう。
Contents
分電盤とブレーカーの種類
分電盤は、電力会社により少し違いがあります。
サービスブレーカー(リミッター)があって、その次に主観と呼ばれる漏電遮断器があり、その次に子ブレーカー(安全ブレーカー)があるもの。
漏電遮断器とサービスブレーカー(リミッター)がひとつになっていて、その次に子ブレーカー(安全ブレーカー)があるもの。
サービスブレーカー(リミッター)や漏電遮断器の色や数字に違いがあって、その数字が大きいと毎月の基本料金も高くなります。
サービスブレーカー(リミッター)の落ちる原因と対処法
一番左側にあるサービスブレーカー(リミッター)ですが、これは契約している電力会社から供給されているものです。
「40A」などと数字で表記されていて、その家庭で使用できる電力量がわかります。
契約しているアンペア(A)数に応じて色分けされていて、東京電力の場合、「10A⇒赤」「20A⇒黄」「30A⇒緑」という具合に、7種類のサービスブレーカー(リミッター)があります。
サービスブレーカー(リミッター)が落ちる要因は、電気の使いすぎなどで、一時的に契約のアンペアA数を超えてしまうと起こり、家の全ての電気が遮断されて電気がつかなくなってしまいます。
サービスブレーカー(リミッター)の復旧方法は、落ちているブレーカーを上げるだけで大丈夫です。
但し、落ちる原因になっている電化製品などの電源はとりあえずスイッチを切って下さいね。
漏電ブレーカー(主幹ブレーカー)の落ちる原因と対処法
中央にある漏電ブレーカー(主幹ブレーカー)は、漏電遮断機ともいい、漏電が起こったりした時には事故を防ぐためにすぐに電気を遮断してくれるものです。
「動作表示」という黄色いボタンと、「テストボタン」という赤いボタンが付いているものが一般的です。
動作表示ボタンは、漏電した時にのときに働いて、いつもは出ていない状態の黄色いボタンが出ている状態になっています。
サービスブレーカー(リミッター)と同じように、漏電ブレーカーが落ちると全ての電気が遮断されます。
「漏電ブレーカー」が落ちた時は、漏電の可能性がありますから、その原因があるままでブレーカーを上げようとしても、また落ちてしまう場合があります。
まずは漏電ブレーカーは落としたままで子ブレーカー(安全ブレーカー)もすべて落として下さい。
そして、子ブレーカー(安全ブレーカー)をひとつひとつ順番に上げていきます。
そして、漏電などの原因になっている回路の子ブレーカー(安全ブレーカー)を上げた時に、すぐに漏電ブレーカーが落ちた場合はとりあえずその子ブレーカー(安全ブレーカー)は落としておいて、それ以外の子ブレーカー(安全ブレーカー)をあげましょう。
これで、その原因となっている回路以外はとりあえず電気が使えるようになります(^O^)
そして、その原因を探すためには、その回路のコンセントに刺さっている家電製品を順番に抜いてみたりして、ひとつひとつ原因を探ってみて下さい。
その過程により、原因が判明すれば安心して電気を遣うことができます。
但し、漏電の原因が回路にあるコンセントや配線などの場合もありますので、その可能性がある時は電気の専門家に対応をお願いして調べていただきましょう。
分電盤の回路ごとに、絶縁測定をしてもらうとどの回路に問題があるかがわかると思います。
但し、湿気などにより一時的に症状が出ていた場合は、測定に来てモらっても原因がわからない時もありますので、その症状がよく続く場合にかぎりお願いするのがいいと思います。
子ブレーカー(安全ブレーカー)の落ちる原因と対処法
子ブレーカー(安全ブレーカー)は、回路分けにより数個あります。
エアコン専用回路や台所・リビング・洋室・玄関・洗面などと回路が別れてその回路の数だけ子ブレーカー(安全ブレーカー)があります。
つまみの数字を見ると「20A」と表示されているのが一般的です。
家電製品により、1000Wとか600Wとかのその家電製品で消費される消費電力の数字が表示されています。
家庭の電気は100Vなので、単純に1000Wを100Vで割ってみると消費する電気の目安がわかります。
この場合だと、1000÷100で10になりますよね。
いろんな電化製品を同時に使用して、20A(アンペア)を超えてしまうと容量オーバーで子ブレーカー(安全ブレーカー)が落ちてしまいます。
その原因となっている家電製品の使用をやめてから、子ブレーカー(安全ブレーカー)のつまみを上げて下さい。
最後に!
分電盤のブレーカーの種類と、落ちてしまった時の対処法について説明させていただきました。
日頃はあまり気にしたり目にすることのない分電盤ですが、突然電気が切れて真っ暗になったりすとパニックになりますよね。
そんな時のために、事前に分電盤の位置を確認しておき、スムーズに対応できる様にしたいですね。
少しでも、その時の参考になれば幸いです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございました。