小学校入学式の、保護者挨拶文で気をつけたいポイントは?

小学校の入学式の時には、校長先生の挨拶のほかにPTA会長さんの挨拶とか保護者代表の挨拶など、いろいろなお話がありましたよね。

小学校に入学する子供を持つ親の立場になると、幼稚園・小学校・中学校・高校などのいろんなイベントへ参加する機会も多くなることと思います。

小学校の入学式での、保護者代表の挨拶やPTA会長としての挨拶をする役割が、たまたま自分に巡ってくる事もあるかもしれないです。

そのような方が、無事その大役を果たせる様に、例文やポイントなどをまとめてみました。

それでは、一緒に確認していきましょう!

入学式の進行の流れは!

それでは、入学式の一般的な進行の流れの一例を確認してみましょう。

(1)開式宣言

開会の辞
司会者が開式を宣言します。
「只今より、平成◯◯年△△小学校入学式を始めます。」みたいな感じで、入学年度、学校名を告げ、開始を知らせます。

(2)新入生入場

主役である、新入生が入場してきます。
全員起立して、新入生を拍手で迎えます。

※ 学校によっては、新入生は事前に着席している場合があります。

(3)国歌斉唱

全員で、君が代を歌います。
※ 最近では、国歌斉唱を行わない学校もあるみたいです。

(4.)入学許可

校長先生が、新入生ひとりひとりの名前を呼んで、入学許可証を渡します。

(5)学校長式辞

・校長先生から、入学のお祝いや激励などのありがたいお話をしていただきます。

(6)祝辞

市長・区長・市長・村長や教育委員会、来賓、同窓会会長、PTA会長などから、お祝いの言葉があります。

※学校によっては、挨拶する方々が違ったり、いくつかが無い場合もあるようです。

(7)祝電披露

市長・区長・町長・村長、教育委員会、異動または退任された先生などからの祝電が披露されることがあります。

※学校によっては祝電披露が無い場合もあります。

(8)担任紹介

新入生の担任となる先生が紹介されます。

(9)新入生の保護者代表の挨拶

新入生の保護者代表が挨拶します。

※学校によっては省略されます。

(10)校歌斉唱

(11) 閉式宣言

閉会の辞
司会者が閉式を宣言します。
入学年度、学校名を告げ、閉式を知らせます。
参列者は、全員起立で新入生を拍手で送り出します。

ひとつひとつ、その流れをあらためて確認してみましたが、入学式はとてもすばらしいですね。

3つの、入学式の保護者挨拶文で気をつけること!

挨拶文を考える時に、気をつけておきたい事が3つあります。

父兄という言葉は使わない!

これは、家庭によって母子家庭や父子家庭というような家庭環境の子供もいる為、父兄というような言葉が差別用語として捉えられることがある為に、父兄のかわりに保護者という言葉を使うようにしましょう。

体についての、具体的な表現をしない!

入学式の新入生の中には、体が不自由な障害を持つ子供もいる事も考えて(元気な○○など・・・)なるべく避けるほうがいいです。

出来るだけ、簡単な言葉で短くまとめる!

少し前までは、幼稚園だった新入生です。
できるだけ簡単で、分かりやすい言葉で挨拶をするのが良いですね。
大人と違って、子供の集中力は長く続きませんので、出来れば2分から3分ぐらいで挨拶できるぐらいがいいです。

小学校入学式の保護者代表挨拶の時の、一例をする時の順番やお辞儀の角度は?

壇上に上がり、挨拶をする時の一礼の順番です。

【挨拶前】

来賓に一礼

教職員に一礼

壇上に上がり、国旗に一礼

【挨拶後】

国旗に一礼

壇上から降りて、来賓に一礼

教職員に一礼

また、挨拶文を読んでいる最中にも一礼をするシーンがありますよ。

新入生に向けての挨拶の時に、新入生に一礼。

来賓の方や教職員の先生方、そして在校生の皆さんの感謝の挨拶の時に(来賓⇒教職員⇒在校生)の順番で一礼。

最後の挨拶の時に、(来賓→教職員→保護者席)の順番で一礼。

そして、一礼する時のお辞儀の角度ですが、背筋を伸ばして、45度くらいのお辞儀を心がけて下さい。

保護者代表の挨拶の例文

入学式の保護者代表挨拶文の、一般的な構成については以下の構成で考えると自然な流れになります。

・自己紹介

・新入生へのお祝いのことば

・来賓・教職員や参列者への挨拶

・締めの言葉

・年月日と名前

まずは基本の構成をもとに、スピーチする内容を考えましょう。

これら構成をもとに、話しておくべきことがあれば入れていくようにすると、組み立てやすくなると思います。

【例文】

ただ今、ご紹介に預かりました、◯◯でございます。

新入生の保護者を代表して、一言ご挨拶させていただきます。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

幼稚園や保育園から、ひとつ、お兄さん・お姉さんになり
今日から皆さんも、小学生になりました。

これからは、自分のことは自分できちんとできるようにがんばりましょう。

給食は、残さずにたくさん食べましょう。

たくさん遊びましょう。

そして、たくさん勉強して下さい。。

ご来賓の皆様、校長先生ならびに先生方、そして在校生のみなさん。
本日は、このように盛大な入学式をとりおこなっていただきまして誠にありがとうございます。

本日の、この日を迎えることができ、保護者としましてたいへん嬉しく感じております。

これからはじまる学校生活に、子供たちど同じく私たち保護者も、期待と不安な気持ちでいっぱいでございます。

先生方にはいろいろご面倒をおかけすることと思いますが、どうかあたたかいご指導をよろしくお願いいたします。

そして、子供たちが安心して楽しい学校生活が送れますように、先生方をはじめ地域の皆様、そして私達保護者の協力が必要かと思います。

重ね重ねお世話になりますが、どうかよろしくお願いしたします。

最後になりましたが、在校生の皆さん、もし新入生が困っているのを見かけたときは、「どうしたの?」と優しく声をかけてあげてくださいね。

簡単ではございますが、これをもちまして保護者代表のご挨拶とさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。

平成〇〇年〇月〇〇日  新入生保護者代表(氏名)

また、以前に保護者代表の方が読まれていた挨拶文が学校にある場合があるので、それを参考にさせていただくのもいいと思います。

まとめ

今回は、小学校入学式の保護者挨拶について、まとめてみました。

挨拶文を考える時のポイントや、挨拶文を読むときのお辞儀の仕方などを順番に確認することが出来たと思います。

少しでも、お役に立てれば幸いです。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。